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Sony VAIO L SVL2411 分解するぞ

Sony VAIO SVL2411の中身ってどうなっているのか?冷却ファンの爆音もあり我慢できずに分解にチャレンジだ。
まずは本体裏側のカバーを外したいのだが,ネジが見当たらない。

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と思ったら,スタンド部のカバーを持ち上げるだけで簡単に外せた。前モデルのLシリーズ(VPCL)では勇気を出してバキッと外すとの記事もあり心してかかったが,肩透かし...
スタンド部も固定ネジがマークしてあるので迷わず作業ができて,難なく取り外せた。

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ここまで分解できればメモリーやHDDへのアプローチが可能となるので,一般的な改造レベルは十分だろう。

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メモリー部の写真,8GBなので2つのスロットは埋まっている。

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B-CASカードが2枚

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そして何だコレ?? たぶんキーボード/マウスのUSB無線アダプターだろう。キーボード等を交換するときは活用できそうだ。

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HDD部の写真... 振動音防止のためにゴムダンパーでネジ固定されているが,それ以外にスプリングも使われている。
ダンパー or 放熱?。でも片方がシャーシからはみ出してるんだけど... (写真の下側のネジ)

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HDDユニットは見たままで4ヶ所のネジを外せば簡単に取り出せる。型番はWD20EARX-55PASB0。
これまで500GBしか経験がなかったので2.0TBは別世界の代物だ。

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このスプリングも初めての代物...

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ここまでは順調に分解できたが,ここからが問題だ...
この周りでらしいネジは分解マークがある2ヶ所だけ。もちろんそんなネジ2個で裏蓋を外せる様子もない。

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他に唯一見つけたネジは本体下側の小さな2つだけ。他に手がかりがないのでとりあえず外してみよう。

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どうやら裏蓋はツメで固定されているようだ。汗だくの奮闘と試行錯誤の結果,先ほどの下側ネジ付近の角から隙間を作ってヘラを押し込みながら
少しづつツメを外していくと,何とか裏蓋を取り外すことができた。
勇気はいらないが,やわらかいヘラを使って丁寧に作業しないと,本体に傷が付いたりガラスパネルが割れそうだ。
また取り外す際にメモリ近くにアンテナケーブルが接続してあるので,断線させないように慎重に作業を。最終的にはコネクタを外すにもちょっとやりにくい...

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ついに最大の難関を突破...。さて次はどうしよう。

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冷却ファン部は予想以上に汚れていたので,ここは絶対に掃除しなければ... しかしファンが冷却ユニットで一体化されていて単体では取り外せないぞ。

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冷却ユニットを取り出すためには,写真右側の大型シャーシ部を全部外さないとダメっぽい。
大量のネジを外していくことになるが,見えるところだけではなくチューナーカードのGNDケーブル部やシールドテープの下にも隠しネジがあるので忘れずに。

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ついにすべてのパーツが露出できた。たぶんこれは貴重な写真かと...

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GPUの冷却ユニット部。

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そしてこれがCPUの冷却ユニット部。

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更にはTVチューナの冷却ユニット部。

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この3つをヒートパイプを使って放熱部/冷却ファンに伝熱させているのか。
ファンのケーブルや各部のすべての固定ネジを外してみたが,巨大冷却ユニットはサクッとは外れてくれない。どこまでもイケズ~。
最後は勇気を出してグイッと引き剥がすようにすると見事に外れた。
CPU/GPU部の放熱グリースとTVチューナ部の熱伝導シートの粘着力で貼り付いていただけだった。

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これでやっと完全露出狂の状態に...

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CPU部の写真。放熱グリースはカサカサで塗り直しが必要だ。
また下側のチップは不明だが,シャーシ部に熱伝導シートで放熱する構造になっていた。こちらのチップはなぜかびしょびしょに濡れている...
どうやら熱伝導シートのシリコーンが染み出しているようだ。

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TVチューナ部の写真。このチップも同様に濡れていたので,やはりシリコーンなのだろう。

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GPUの写真。CPUと同様に放熱グリースがカッサカサ。熱伝導グリーズはまた劣化しそうなので,両方とも高性能っぽい熱伝導シートに使うことにした。

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これが最終目的の巨大冷却ユニットの正体(ラスボス)。

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汚れまくった冷却ファンたち: ネジ穴の2ヶ所が割れていた。実害はないがちょっと組立作業が雑では??

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GPU部: 乾いた放熱グリースの周りには絶縁フィルムでマスクしてある。
確かにGPUのチップ周りには部品が載っているので,リスク回避のために絶縁するのも納得できる。

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CPU部とTVチューナー部: チューナー部の2ヶ所に粘着防御とビショビショ攻撃の熱伝導シートを装備している。

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とにかくファンを掃除せねば。冷却ファンをばらしてみたところ... ゥァッ~,放熱フィンのところが塵で完全に詰まっている。
これでは冷却できるはずもなく,どうりでCPU温度が暴走~ファン爆音となるわけだ。ラスボスらしい結末...
XPS Oneの時もそうだったが,たまには掃除しないとダメなんだなぁ。無理して分解してよかった。

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冷却ファンをピッカピカにきれいにして,逆の手順で組み立ててすべての任務が完了(クエストクリア)。

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さて分解メンテの効果のほどは...
・ CPU/GPUの温度が一気に下がった。70~80℃レベルでファン爆音状態だったが,50℃前後をうろうろするくらいでかなり静かになった。
・ HDD温度も40~50℃だったが,30~40℃とほとんど温度が上がらない。HDDは冷却ファンの近くなので空気の流れができた効果なのだろう。
・ もちろん本体裏側の排気口からは元気よく熱風が出ていて安心だ。これまでは風をほとんど感じなかったので...

素人にはツライ分解だったが苦労した甲斐があり,やっとVAIO Lの本来のパフォーマンスを出せるようになった。VAIO L(SVLシリーズ)で困っている方々のご参考になれば。

【 警告 】 機器の分解・改造により故障や事故等の不具合が発生する危険性があります。一切の責任を取れませんので実施されるときはご自身の責任でお願いします。

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04 デスクトップPC・周辺機器」カテゴリの記事

コメント

現物がないので記憶のみとなりますが,ご質問にお答えします。
分離できるところはネジから画面側のプラスチック筐体間の隙間です。画面のガラスとの隙間ではないので注意してください。
光学ドライブやスイッチ類は裏蓋側にありますが,裏蓋はカバーされているだけで本体は画面側に固定されています。
一部の分解写真はクリックすれば拡大できますので,もし不安だったら確認してください。
少しでも隙間ができて最初のツメが外せれば,あとは成り行きでできると思います。
検討をお祈りします。

投稿: >オレ。 | 2017年1月24日 (火) 20時49分

こんにちは。
困って検索していたらこのページを発見し熟読させていただきました。
そして準備万端始めたところ肝心の裏蓋を外すためヘラをどこの隙間にいれるのかが分からず止まってしまいました。
画面に近い隙間から外すと側面のスイッチ類(光学ドライブ等)は裏蓋と一緒に外すのでしょうか。
それとももっと裏蓋に近い接着したような極細い隙間から外すのでしょうか。
初めてなのにいきなり質問するのは失礼とは承知しておりすが是非ご教示いただきたいと思い投稿致しました。
以上宜しくお願いします。

投稿: ゆうさん | 2017年1月24日 (火) 13時07分

すばらしいです!個人で分解するのは不可能と思っていました!

4年半使っているVAIO Lシリーズが、GPU温度が最大で73度ぐらいまで上がり、ファンの爆音がうるさくてしょうがなかったので、こちらのHPを参考に分解にチャレンジしました!

ファンは思ったよりほこりはついていなかったのですが、CPUグリスはかさかさに乾いていたので、下記HPを参考に、CPU,GPUに指で薄くぬりました。
http://kamon.way-nifty.com/fiby/2014/10/cpu-c11a.html

結果、GPU温度が48度ぐらいに!なんと25度も下がりました!
ファンもうならなくなり、とても快適です。

(ウチのPCは、なぜか、CPU温度は表示されないのです。GPU温度のみ表示されます)

VAIOのデスクトップはもう売っていないので、Win7のサポートが終わるまで使い倒そうと思っています。

とても参考になりました!ありがとうございました!

投稿: シンヤ | 2017年1月 8日 (日) 02時05分

写真はありませんが、確か全周に渡って小さなツメが点在していたと思います。ちなみに記事の全体写真は拡大して見れますのでご参考にしてください。ツメまでは見えませんが...

投稿: >オレ。 | 2015年10月31日 (土) 18時06分

お忙しい中有り難う御座いました。
今シートも良いのが無くなってきてるので
どうされたのかな~と
とても参考になりました。
ききついでで申し訳ありませんが
本体のカバーの爪の位置どの辺に付いてるよ~
という画像があれば是非。

投稿: (」・ω・)」び!(/・ω・)/たーん | 2015年10月30日 (金) 13時16分

カッサカサの熱伝導グリスのところは高性能っぽい熱伝導シートに。確かワイドワークのIce Carbon Proを使った気がする。
http://www.widework.co.jp/page12#ttl-navi01
ワイドワーク 超低熱抵抗 炭素繊維高熱伝導シート40×40×厚さ0.5mm 1枚入り Ice Carbon Pro LTR-401C

ビショビショの熱伝導シートは拭き取ってそのまま使い回しました。

投稿: >オレ。 | 2015年10月29日 (木) 23時06分

大変に参考になる記事有り難う御座います。
いい加減な会社ですよね~
倒産したとたんにサービス部門もでたら目
旧会社の物に関してはサポートしないとまで言い切られました。
サービス価格のOH掃除サービスもなくなり
どう分解するのかも教えず困り果てていたのですが
コレで参考にしながら分解掃除が出来ます。
お尋ねですが、伝導シールの部分はどう処理されましたか?

投稿: (」・ω・)」び!(/・ω・)/たーん | 2015年10月28日 (水) 21時29分

わざわざコメントをありがとうございます。みんなの成功事例で更にチャレンジャーが増えると思います。
古いPCでも分解清掃で劇的に改善できるので本当にお勧めです... ってもう手元にVAIO Lはないのですが。

投稿: > オレ。 | 2015年9月30日 (水) 20時52分

裏蓋を外す勇気が出ずに詰んでいたのですが、こちらの記事を参考に外すことができ、大変助かりました。

投稿: | 2015年9月29日 (火) 23時35分

うまくいってよかったですね。こんな素人の分解記事でもお役に立てて光栄です。
VAIO Lはとてもいいパソコンかと思います。まだまだ現役でがんばりましょう。

投稿: > オレ。 | 2015年5月30日 (土) 18時37分

購入後2年経過し3Dゲームなどするとモニタの電源が落ちるようになりました。コンセントを入れなおして復帰させていましたが、温度を見ると90度超えていました。
おかげさまで掃除することができ60度くらいで落ち着いています。
裏ぶたを開けるのは勇気が要りましたし一番時間がかかりました。
本当にありがとうございました、感謝しております。

投稿: | 2015年5月30日 (土) 13時54分

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